ARCHIVE  ENTRY  COMMENT  TRACKBACK  CATEGORY  RECOMMEND  LINK  PROFILE  OTHERS
<< October 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 百万遍手づくり市 2012 10月 | main | 明後日は弘法さん >>
2012.10.18 Thursday

手描き京友禅でTシャツを染める 其の参 「挿し友禅」

 〜友禅技法の中で代表的な「挿し友禅」でTシャツを染める工程〜

其の参 「色挿し」

前回に糸目糊を置いて堰を作ったところにいよいよ色を挿していきます。
「色挿し」と呼ばれる工程ですが「友禅する」とも言われる中核の工程です。

模様を染める道具
友禅刷毛・筆
左から片羽刷毛2本(暈し用)彩色筆3本(線など細かい場所用)刷毛(塗きり用)
色を挿す面積に応じてさまざまなサイズを使い分けします。
筆もそうですが特に刷毛は良い、悪いで全く違います。
寿命が長いとか短いではなく最初から使い物にならない。刷毛を作る職人さんも時代とともに
減っているそうです。この先大丈夫だろうか、とても心配です。

本題に戻ります。
糸目糊の堰の中に色付けします。これは幼少のころにした「ぬり絵」の要領です。

ただ堰といっても布の表から裏まで完璧にガード出来ませんので布の素材や厚み、
色挿しする面積に対して筆や刷毛に含ませる染料の量を加減しながら滲んで出ていかないように
調整します。特に「暈し」をする場合は水分を含んだところに更に染料を加えるので量や濃度など
経験による感覚が大切になります。

また、染色の基本ですが染料は顔料と違い、繊維と同化するので薄い色を濃くすることは出来ても
逆は絶対に出来ません。同様に「暈し」など塗り重ねは必ず前の色と合せた色に変化しますので
地味ですが「色出し」とか「色あわせ」と呼ばれる各色を作る作業がかなり重要となります。

挿し友禅
「色挿し」の完成です。
しっかり乾燥させてから色を生地に定着・発色させるために「蒸し」の工程にはいります。

「蒸し」とは
染料は塗ったままだと水で流れ落ちますので生地に定着させる為「字」のごとく蒸気で蒸します。
蒸されて定着しながら染料本来の色に発色します。正確な仕上がりの色を把握するために
「色だし」の時から蒸しをかけて確認することが大切です。

次回は「蒸し」を終え、糸目糊を洗い流します。



コメント
コメントする








 
Powered by
30days Album